ブログでお馴染み(?)「キッチンの窓から」シリーズですが、身近な庭にも四季を通じて様々な野鳥がやってくることに、バードウォッチングを始めてから気がつく事ができました。
我が家は新潟県中越地方の内陸部、周囲を田んぼに囲まれた一般的な集落(いわゆる田舎)にあります。
ここでは我が家の庭にやってくる野鳥と、観察した野鳥リストをご紹介します。
※鳥の詳しい生態などは図鑑や他のサイトを見てね。
庭にやってくる野鳥たち
ムクドリ
よく国道やお店の近くの街路樹や電線に大集合し、しばしば人間にとって迷惑とされる鳥ですが、田んぼのあぜで虫を捕ったり、我が家の庭で柿を食べたり、普通の鳥と同じように頑張って生きています。
ヒヨドリ
周囲に響き渡るにぎやかな声で「ヒーヨヒーヨ」といつも鳴いています。秋の渡りの時期と、庭の柿の実がなる時期が重なるのか、10月は30羽くらいの群れで、我が家の庭を訪れます。
モズ
厳冬期以外は庭で周年見られます。木のてっぺんに止まって「キチキチ」、可愛さとかっこよさをあわせ持つ鳥です。春が来ると庭の低木で巣作りをしているので、きっと繁殖しているんだと思います。
オナガ
見かけない時はずーっと見ない気がしますが、来始めると毎日連チャンでやってきては「ギューイ」と面白い声で鳴いています。見かけによらず(?)警戒心が強いようで、実はあまり写真がありません。↑の写真は頭がごま塩なので、幼鳥です。
キジ
地面で食べ物を探しながらうろうろしますが、こちらの気配に気がつくと早足で遠ざかります。足がかなり早いです。地面が雪で覆われる冬にはいなくなりますが、春が来るとどこからともなく帰ってきて、繁殖期にはしきりにホロ打ちをしています。
スズメ
冬には数が減りますが、通年観察できる身近な野鳥です。梅の木に花が咲く頃に、しばしば庭を訪れては花をくわえて蜜を吸っているようです。夏には子連れで現れることも。スズメのヒナはポーッとしていて、心配になるくらいかわいいです。
シジュウカラ
山ではよく見かける小鳥ですが、家の庭には実はあまり来ないので、やってくると嬉しくなります。冬にはメジロやヤマガラと一緒に仲間でやってきたことがありました。
キジバト
いつも家の前の電線で「デーデーぽっぽー」と鳴いていますが、キッチンの窓にはあまり姿を見せません。たまに現れると、地面で何かを探し歩き回ります。
ハシボソガラス
私にスルーされがちなボソちゃんですが(ごめんね)、柿の木にやってきたり、庭を歩いたりしています。早春にはせっせと巣作りのための枝を運ぶ様子が観察できます。
カワラヒワ
普段はそんなに見ないのですが、冬期によく現れるので、多分冬鳥のオオカワラヒワなんだと思っています。群れでやってきて、地面や隣家の瓦屋根の上で小さい粒みたいなものを食べています。
ジョウビタキ(冬)
冬が近づく頃になると日本に渡ってくる冬鳥です。渡って来た冬の始めと、渡去前の春に多くやって来る気がします。見た目が可愛すぎる冬鳥界のアイドル、特にメスの愛らしさは・・・。↑の写真はメスです。
ツグミ(冬)
11月頃に我が家の庭に現れ、残っている柿を美味しそうに食べています。雪が降ってすごーく寒い日も、木に止まっている姿を見るとどことなく風情を感じます。地面が雪で覆われ食べ物が捕れなくなるといなくなります。
カシラダカ(冬)
ホオジロに似ていてちょっと地味な存在のカシラダカですが(そんなことない!?)、よく見るとおなかが真っ白でとても綺麗です。頭の羽が立つのでカシラダカ、そのまんまですね。
マヒワ(冬)
我が家の庭には結構寒くなってからやってくるような気がします。きれいなレモンイエローのオスは、モノトーンのような冬景色を鮮やかに彩ってくれます。
イカル
数は少ないですが、時々やさしい笛のような声を響かせて現れます。
シロハラ(冬)
柿の実がなってから、雪が降るまでの間、庭を訪れては、木の実などを食べています。
大きな実を飲み込むマミチャジナイ
2020年の秋は渡り途中のマミチャジナイが10/31~約2週間、柿の実を食べに立ち寄ってくれました。その際に撮った私の好きな動画を貼っておきます。
観察リスト(PDF)
2018年9月〜2021年9月までの3年間の記録をまとめました。
窓から見える鳥のみ&気まぐれで書いたり書かなかったりです。見る時間は主に朝ですが、特に決めていないので、かなりざっくりです。
夏になるとほとんど書いていないのはなぜでしょう。
ムクドリ・ヒヨドリは年間通して多いですが、モズも負けじとよく出ます。
冬は、鳥も含めて生き物の気配があまりありませんが、新潟県の長くて薄暗い冬を越えた春には、一気に鳥達が増えるのが分かります。
まとめ
キッチンの窓からの観察メモのまとめがようやく出来ましたので、備忘録も兼ねてここに残しておきます。
数は少ないですが渡りの時期にはいろんな鳥が姿を見せる庭。うちだけじゃなくて、きっと皆さんの家のお庭も同じかな?と思います。
これからも、ちょっとした時に窓の外を眺める、何かいても、何もいなくても、そんな時間を大切にしたいなと思います。