【用意するもの】
- 鳥の羽
- 台所用洗剤(中性)
- 水を張れる入れ物(大きめがよい)
洗剤は普段使っている「キュキュット」を使用しましたが、キッチン用の中性洗剤なら何でもよさそうです。(↑ ↑ の写真は「フロッシュなんてオシャレな洗剤使って嫌な奴!」と思われそうですが、普段使っている洗剤があまりに汚く撮影に耐えられないので、たまたまあった物で撮影してみました。本当にたまたまあったんです!)
【洗い】
容器に台所用洗剤を入れて「ぬるま湯」で溶かします。
ポイントは「ぬるま湯」です。
鳥の羽は「自然に抜け落ちた羽」と「捕食痕」があり、泥や落ち葉に加えて捕食痕の場合は血や肉が付着している場合もあるため、ぬるま湯がいいそうです。
- ぬるま湯…ゴミ・落ち葉・血・脂が落ちやすい。
- 洗剤…脂・血が溶けやすい。ハジラミ・ウモウダニなどが付いている場合の殺虫効果。
ちなみに熱湯はNGだそうです。私は蛇口のお湯を入れたら入れ物が小さくすぐに温度が下がりましたので、入れ物を大きくするか、もう少し熱いお湯にすればよかった…と思いました。反省。
では羽を入れてみます。ドキドキ。
そーっ、壊れないでね、と思いながらお湯につけ、羽軸を持って湯の中を「くゆらせ」ます。
これでいいんだろうか…と思いながら、洗います。鳥居さんは羽軸を持って羽の方向に沿って手前に引くように洗っていましたが、私は明らかに入れ物が小さかったので、ゆっくりと表裏左右とくゆらせました。入れ物が小さい→反省。
時々、持つ位置を変えて羽軸も洗います。
汚れがひどい場合は、柔らかくなった頃に指で優しく取り除くといいそうです。
傷んだ羽や、時間が経った羽は洗っている途中も切れやすいそうなので注意です。
先日、悠久山動物園の飼育員さんにもらったホオジロカンムリヅルの飾り羽と頭の羽もありましたので、続けて洗います。
【すすぎ】
バットの水を捨て、すすぎ用の新しい水を張り、洗った羽をすすぎます。洗う時と同じ要領で、くゆらせます。
(注意)蛇口から出る流水で直接すすがない。流水の勢いで羽が折れたり切れたりするそうです。
3回ほど水を変えて、すすぎが終了しました。キッチンペーパーに乗せて水気を切ります。
こんな感じになりました!
↑ ↑ ホオジロカンムリヅルの羽の貧相さ!
おもしろかった話があります。
濡れた状態の羽の様子で、体のどの部分の羽なのか、だいたい分かるそうです。
- 濡れてもあまり縮まない…飛ぶために使う羽。
- 濡れると縮む…飛ぶのに使わない羽。
鳥の羽は雨に濡れても飛べるように出来ていると思うと、「すごい…」と思いました。
種類は違いますが、体の部位によってこんなに違うなんておもしろいですね。
【乾燥】
新聞紙の上で日陰干しをするといいそうですが、ドライヤーでも問題ないそうです。
今回はドライヤーで乾かしました。(さすがに両手がふさがり写真が撮れませんのでイメージです)
羽軸に向かって、ドライヤーの風は「弱」で乾かします。
いい感じに乾きました。
サシバの羽。
ホオジロカンムリヅルの飾り羽。こんなにフワフワになりました!
ちなみにホオジロカンムリヅルとはこんな鳥です(フリー素材)。
インパクトありますね。
【保管】
しっかり乾燥させたらジップロックに入れて、保管します。
この時に、「拾った日にちや場所を書いたメモ」を一緒に入れるといいそうです。
私は適当なジップロックがなかったので、ラッピング用の袋に入れてセロテープで口を閉めました。
…なんだかプレゼント感が出てしまいました。
鳥居さんおすすめの保管方法は、↑ ↑ の状態で、防虫剤を入れた「お菓子の空き箱」に入れるといいそうです。私はまだ2種類しか持っていませんので、カタログギフトの薄い箱に入れました。
いつか特大の鳩サブレの箱に入りきらない位、集めてみたいものです。
長くなってしまいました。教えて頂きました&掲載の許可を頂きました鳥居さん、ありがとうございました!羽コレクション、がんばりたくなります。
長岡の街は年末の忘年会シーズンのわりには人出が少ないようでしたが、アオーレ長岡はすっかりクリスマスモードでした。イルミネーションのラプソディですね。
野鳥の会の忘年会もコロナ対策で飲み会中止でしたが、勉強になる有意義で楽しい時間でした。
以上です。
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