すっかり年の瀬ですね。
昨日は1年の締めくくりに、野鳥納めと称して上越市の朝日池に行って来ました。
先日の朝日池探鳥会でマガンの飛翔を見て、これは、朝の飛び立ちも見てみたい!と思ったのと、マガン・ヒシクイが頭上を飛んで行くあの迫力は1年の締めくくりに相応しい、と思ったからです。
とはいえ何時頃に彼らが飛び立つのか分かりません。
日の出が午前6時57分でしたので、明るくなり始める朝6時30分に現地到着。
空が白み始めます。この、夜から朝に変わる瞬間が好きです。
この日はカモたちが遠くにいて、湖面は静まり返っていました。
6時50分頃から少しづつマガンが飛び始めました。
5羽位の小さな群れで飛ぶのもいれば、数十羽の中くらいの群れなど、各自がそれぞれのタイミングで飛び立つようでした。
7時20分頃の大きな群れです。
是非、動画でご覧ください。短い動画です。
(6秒くらいで一度切れます、スミマセン)
やっぱりの圧巻です。この光景が見たくて、年末に見に行こうと決めていて、なんとかお天気もよく、来て見られてよかったです。
飛び立ったマガン達は近隣の田んぼでエサを食べ、しばらく(3~5時間)すると戻って来ました。
コハクチョウは朝出掛けると、夕方まで戻らないと思うのですが、どうしてマガンは一度休憩しに帰ってくるのでしょうか?田んぼではゆっくり休めないのでしょうか。
お天気によっても帰ってきたり来なかったりするそうですので、その辺りがよく分かりませんでした。まだまだですね。
ハクチョウたちは結構遅い出勤で、9時近くまで池にいました。
田んぼにいるタゲリが見たいと思っていましたが、この日は池の上をタゲリが何周も飛んでいました。
翼が丸く、ふわふわと飛ぶタゲリ。
この翼の丸さは、他の鳥と全然違って、とても特徴的ですね。
日に当たったタゲリの体の、白と黒のコントラストがきれいでした。
写真を拡大してみると、本当にタゲリの顔をしています。ミューという声が聞きたい。
池の奥にいたカモたちが何かに驚いて一斉に飛び立ちました。
そして私はハヤブサを見ることが出来ました。は、早い!早すぎる。猛スピードでハヤブサは飛び、狩りに失敗して手ぶらで向こうの電柱に止まりました。(写真なし)
高速で飛ぶハヤブサは、翼の先端が尖っているそうです。ふわふわのタゲリの翼は丸。飛ぶスピードと翼の形には関係がありそうですね。
カモたちが飛び立つたびに写真を撮り、撮った写真を家でパソコンで拡大して見るのが楽しいです。いろんなカモがいます。肉眼では分からないので、こういう時に写真はいいですね。
↑ ↑ マガモ・オナガガモ・コガモ・トモエガモ…かな。
そう、トモエガモがたくさんいたのです。
カモたち、何度か飛んで、池の真ん中あたりに降りてくれたので、スコープでよく見ることが出来ました。今までトモエガモはその他大勢の中に1羽・2羽いるイメージでしたので、昨日はトモエガモをたくさん見ることが出来て驚きました。こんなにいるんですか!
この写真の中だけでも40羽近くいます。オスしか分からないので、メスも入れるとかなりの数がいそうですね。ありがたやありがたや。
トモエガモって、この顔の巴模様の「汚白色」が「白」だったらきれいなのにな~もったいない、と思うのは私だけでしょうか。
マガンの飛翔だけでなく、可愛いヒドリガモや、かっこいいカワアイサなどなど、たくさんの鳥たちが見られて、1年の締めくくりに相応しい野鳥納めとなりました。もう思い残すことはありません。
年越し寒波が来るようですので、あとは大掃除でもして新年を迎えたいと思います。
【御礼】
今年も色んな鳥の思い出が出来ました。
そして、鳥との出会いは人との出会いでもあると感じることの多かった1年でした。
多くの方にお世話になり、色々教えて頂きました。
大変ありがとうございました。
来年も楽しく穏やかに、鳥たちのためになると信じて、がんばりますので、よろしくお願いいたします。
よき年末年始をお過ごしくださいませ。
では。
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